こんにちは、にんにく大好きブロガーのガーリックマンです(笑)。今日は、にんにくの効果についてお話ししたいと思います。
にんにくは、古代エジプトから栽培されている歴史ある食材で、世界中で料理や薬として使われています。
にんにくには、疲労回復・強壮・健胃整腸・風邪予防・冷え性などの効果が期待できると言われていますが、それはどうしてなのでしょうか?
その秘密は、にんにくに含まれる特殊な成分「アリシン」にあります。
アリシンは、にんにくを切ったり潰したりすると発生する成分で、強い臭いのもとです。
しかし、このアリシンが体にとって驚くべきパワーを発揮するのです。
では、どんなパワーなのか見ていきましょう。
アリシンのパワー①:ビタミンB1と結合して疲労回復・体力増強
アリシンは、ビタミンB1と結合することで「アリチアミン」という成分に変化します。
アリチアミンは、ビタミンB1よりも吸収率が高く、糖質をエネルギーに変える働きを持ちます。
つまり、疲労回復や体力増強の効果があります。よく、「にんにくを食べてスタミナアップ!」と言われるのは、このアリチアミンのおかげなのです。
特に豚肉と一緒に食べると、豚肉が豊富なビタミンB1と相乗効果を発揮します。
夏バテや冬場の寒さで体がだるい時は、豚肉とにんにくの炒め物や餃子などを食べてみましょう。
アリシンのパワー②:抗菌・殺菌作用で風邪やO-157対策
アリシンは、強力な抗菌・殺菌作用を持ちます。
風邪のウイルスや細菌はもちろん、O-157菌やサルモネラ菌なども殺すことができます。
風邪予防や食中毒予防にも効果的ですね。
また、消化を促進する効果もあるため、胃腸の調子を整えることもできます。
ただし、刺激が強いため食べ過ぎると胃を痛めることもありますので、適度な量を摂るようにしましょう。
にんにくは生のまま食べると抗菌・殺菌作用が高まりますが、においが気になる方は、加熱したりヨーグルトや牛乳と一緒に食べると良いでしょう。
アリシンのパワー③:血圧・コレステロールを下げて動脈硬化予防
アリシンは、加熱すると「スコルジニン」という成分に変化します。
スコルジニンは、血管を拡張させる作用があり、血圧やコレステロールを下げる効果があります。
これにより、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防にも役立ちます。
ただし、加熱しすぎると効果がなくなるため、注意が必要です。
にんにくは、ホイル焼きや素揚げなどの調理法がおすすめです。
にんにくの効果を最大限に引き出す食べ方
にんにくの効果を最大限に引き出すためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
・にんにくは切ったり潰したりするとアリシンが発生するため、そのまま食べるよりも効果的です。
・にんにくは加熱するとアリシンがスコルジニンに変化するため、疲労回復や体力増強を目的とする場合は生で食べるか、短時間で加熱することがポイントです。
・にんにくはビタミンB1と相性が良いため、豚肉や玄米などビタミンB1が豊富な食材と一緒に食べるとより効果的です。
・にんにくは刺激が強いため、食べ過ぎると胃を痛めたり口臭の原因となったりします。1日の摂取量の目安は生で1~2片程度です。
まとめ
いかがでしたか?今回は、にんにくの効果とその秘密であるアリシンについてお話ししました。
アリシンは、ビタミンB1と結合して疲労回復や体力増強の効果を発揮したり、抗菌・殺菌作用で風邪やO-157対策をしたり、血圧・コレステロールを下げて動脈硬化予防をしたりするすごい成分なのです。
しかし、アリシンは切ったり潰したりすることで発生し、加熱することで変化する性質があるため、目的に応じて適切な食べ方をすることが大切です。
また、食べ過ぎると胃を痛めたり口臭の原因となったりすることもあるため、適度な量を摂るようにしましょう。
健康的で元気な毎日を送るために、ぜひにんにくのパワーを活用してみてください。