こんにちは、皆さん。今日は、最近ネットで話題になっている不思議な現象、「マンデラエフェクト」についてお話ししたいと思います。
マンデラエフェクトとは、事実と異なる記憶を不特定多数の人が共有している現象を指すインターネットスラングです。マンデラエフェクトとは？
その原因は超常現象や陰謀論として解釈されることもありますが、真相は一体何なのでしょうか？
この記事では、マンデラエフェクトの定義や発祥、そして世界で報告されている驚くべき事例を紹介していきます。
皆さんも自分の記憶が正しいかどうか確かめてみてくださいね！
マンデラエフェクトとは？発端となった出来事
マンデラエフェクトという言葉は、南アフリカの英雄ネルソン・マンデラに由来します。
マンデラは人種差別に反対して活動し、1964年に終身刑に処されましたが、1990年に釈放されてノーベル平和賞を受賞し、1994年に南アフリカの大統領に就任しました。
そして2013年に95歳で亡くなりました。
しかし、この事実とは違って、マンデラは1980年代に獄中死したという記憶を持つ人が多数存在することが判明したのです。
しかもその記憶は具体的で詳細であり、追悼式の様子や未亡人のスピーチ、暴動の発生などを含んでいました。
このように、事実と異なる記憶を不特定多数の人が共有している現象を、超常現象研究家のフィオナ・ブルームが「マンデラエフェクト」と名付けました。
日本での例を５つ
マンデラエフェクトには、マンデラ獄中死の話以外にも、世界中で実例があります。
ここでは、日本で有名なものを５つピックアップして紹介します。
1.ピカチュウのしっぽの色
国民的アニメ「ポケットモンスター」に登場するかわいらしいモンスター、ピカチュウに関する記憶にもマンデラエフェクトが生じています。
ピカチュウは黄色い体に黒い耳と尻尾を持っていますが、尻尾の先端に黒い模様があったと思っている人は多いのではないでしょうか？
しかし実際は、ピカチュウの尻尾に黒い模様はありません。
これはピカチュウの進化形であるライチュウやプリンやコイルなど他のポケモンの影響で混同してしまった可能性があります。
2.キットカットのロゴ
お菓子のキットカットのロゴを思い浮かべてみてください。
キットカットという文字の間にハイフン（-）が入っていたと思っている人は多いのではないでしょうか？
しかし実際は、キットカットのロゴにはハイフンは入っていません。
これはキットカットという言葉がハイフンで区切られることが多いからかもしれません。
3.ラピュタの特別ED
ジブリ映画「天空の城ラピュタ」の特別ED（エンディング）を見たことがあるという人はいますか？
特別EDとは、通常のEDに続いて、ラピュタの崩壊後にパズーとシータが再会するシーンが追加されたものです。
しかし実際は、この特別EDは存在しません。これは他のジブリ映画やアニメ映画で見たシーンと混同してしまった可能性があります。
4.キティちゃん
日本を代表するキャラクターですが、その名前について多くの人が間違って覚えています。
キティちゃんは「ハローキティ」という名前ではなく、「キティ・ホワイト」という名前です。
「ハローキティ」は商品名であり、キャラクター名ではありません。キティちゃんはイギリス生まれで、家族や友達もいます。
キティちゃんは「ハローキティ」という言葉を使って挨拶することもありますが、それは自己紹介ではありません。
5.マクドナルド
世界で最も有名なファストフードチェーンですが、そのロゴについて多くの人が間違って覚えています。
マクドナルドのロゴは「M」ではなく、「m」です。つまり、アーチの下に横線がありません。
多くの人が「M」だと思っているのは、「M」の方が目立つし、マクドナルドの頭文字だからだと考えられます。
しかし、実際には「m」であり、「M」ではありません。
結論とまとめ
このように、歴史的な事実やポップカルチャーの細かい部分について、多くの人が同じように間違って覚えていることがあります。これはなぜ起こるのでしょうか？
科学的な説明はまだ確立されていませんが、いくつかの仮説があります。一つは、人間の記憶が不完全であることです。
記憶は時間とともに変化し、他の情報や感情に影響されます。
もう一つは、インターネットやメディアの影響です。情報が簡単に拡散される時代になりましたが、その中には誤った情報やデマも含まれます。
それらを見たり聞いたりすることで、自分の記憶が書き換えられる可能性があります。
さらに、世界線が分岐したり、平行世界が存在したりするというパラレルワールド説もあります。
これは、量子力学や多世界解釈に基づくもので、科学的な根拠はありませんが、空想好きな人には魅力的な説です。
以上、マンデラエフェクトについてお話ししました。
あなたはマンデラエフェクトを体験したことがありますか？
それでは、また次回お会いしましょう。
